大腸がん検診

一次検診

便検査(免疫学的便潜血反応検査)

大腸がんの症状は、便に血が混じることですが、早期の大腸がんのように出血が少量のときは、ほとんど肉眼では見えません。大腸がん検診は、こちらから郵送する採便キットに2日分の便を採取していただき、潜血反応で一定量以上の血液が混じってないかを調べます。

検診の準備

便潜血検査は人間の血液にのみ反応しますので、食事などの制限はありません。

検査方法

① 採便キットを準備してください。キットの中には2日分の採便の容器が入っています。(青ラベルと赤ラベル)
② 便が流れないように便器にペーパー等をおき、その上に排便して、容器のスティック(ふたの部分)を取り出し採取してください。 
③ スティックで便の表面をまんべんなくこすってください。スティックにはつけすぎないように注意しましょう。
④ 便を取った用具は冷暗所に保管し、2日分取り終わったら決められた期日に合わせて提出してください。検診日までに採便出来なかった場合は、当日ご相談ください。

結果

結果は郵送にてお知らせします。

精密検査

免疫学的便潜血反応検査で一定量以上血液が混じっていた場合には精密検査として大腸内視鏡検査を行います。大腸の一次検診の結果、要精密検査となった方は、必ず精密検査を受け、大腸に病気がないか確認することが大切です。

大腸の精密検査を受けるためには前日からの食事制限が必要です。また、事前に腸を洗浄するお薬をお渡ししますので、当日の朝からお薬を飲み、腸内が空になってから検査を行います。

検診上の注意とお願い

  • 人間の血液に反応する検査ですので、便を採取する時には明らかに痔出血が見られる場合や、月経中は避けてください。
  • 便秘の場合も肛門が傷つく事がありますので、水分を多くとり、便秘を解消してから採取してください。
  • 検査日に近い2日分を容器に採便してお持ちください。採便した容器は、冷暗所に場所に保管してください。
  • 日頃便秘気味の方はご相談ください。
  • 月経中は採便しないでください。
  • 検診日までに採便出来なかった場合は、当日ご相談ください。
  • 健康保険証又はマイナンバーカードもしくは資格確認書をご持参ください。