この度、北海道対がん協会札幌がん検診センターでは、「胃内視鏡検査時における吸引粘膜スクラッチサインの検討」を実施することになりました。
この研究の目的は、内視鏡検査による所見とピロリ菌感染の関連を明らかにすることです。
この研究のため、令和5年3月から令和6年12月までに、当院で診療させていただいた方の調査を行います。対象となるのは当院で胃内視鏡をうけたことのある患者さんで、調査項目は個人情報を含まない医学的な情報(ピロリ診断・内視鏡画像)のみです。通常に内視鏡検査時に撮影された画像で、該当する画像のみを使用します。データー上ではすべての患者様は匿名化(任意の識別番号を付与)されており、患者様のお名前、住所などのプライバシーに関する情報が外部に漏れることは一切ありませんのでご安心下さい。また、調査項目は既存のデーターであり、何らかの負担が生じることはありません。なお、この研究で得られた情報は、患者様個人がいっさい特定されない形で解析を行う予定です。また、当該情報は今後の内視鏡検査によるピロリ診断として用いられることになります。
この研究の科学的妥当性と倫理性は、北海道対がん協会の倫理委員会において厳重に審査され、承認されています。個人情報の安全保護については、万全の体制下にて管理され実施されます。また、今回の研究で得られた結果に関しては、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告されることがあります。
研究を実施するにあたり、製薬企業などからの資金提供を受けていることはありません。
具体的な研究内容を知りたい、あるいは、今回の研究に用いることを拒否したい場合には下記の問い合わせ窓口までご連絡下さい。
令和5年12月
(公財)北海道対がん協会
研究責任者:会長 加藤 元嗣
その他、当協会で実施している調査・研究については、こちらをご覧ください。